Arbor 3.8への更新

Arbor 3.7.x以前から3.8.0以降へアップデートする際に、コンパイルエラーや警告が発生する場合があります。

以下の項を確認の上、修正してください。

Unity最低動作バージョンを2018.4.0f1に引き上げ

ArborのUnity動作バージョンをUnity2018.4.0f1に引き上げました。
Unity2017以前のプロジェクトにArbor 3.8.0以降を利用したい場合はUnityのアップデートも必要になります。

TransitionTimingのデフォルト値

TransitionTimingのデフォルト値をLateUpdateDontOverwriteからNextUpdateDontOverwriteに変更しました。
NextUpdateDontOverwriteは、次フレームのUpdate()時に遷移(同ステート内で既に予約済みなら無視)するようになります。
必要に応じて他のTransitionTimingに切り替えてください。

詳しくは、TransitionTimingを参照してください。

標準エディタ拡張の変更

NodeBehaviourを継承したスクリプトに使われる標準のエディタ拡張を変更しました。
Inspector拡張系アセットなどを利用している場合は、Scripting Define Symbolsへ「ARBOR_DISABLE_DEFAULT_EDITOR」を追加してください。

詳しくは、Scripting Define Symbolsを参照してください。

DataSlotFieldクラスの廃止

DataSlotFieldクラスの使用を廃止し各メンバーをDataSlotに移植しました。
ユーザースクリプトからDataSlotFieldを介してアクセスしている場合、警告メッセージが表示されるためDataSlotからアクセスするように変更してください。

AgentPatrolをAgentMoveToRandomPositionにリネーム

組み込みStateBehaviourやActionBehaviourのAgentPatrolをAgentMoveToRandomPositionにリネームしました。
既に利用している箇所は問題なく動作しますが、新たに挙動追加する場合は変更後の名前となっておりますのでご注意ください。

また、AgentControllerクラスのPatrolメソッドもMoveToRandomPositionにリネームしております。
スクリプトからこのメソッドにアクセスしている場合、警告メッセージが表示されるためMoveToRandomPositionを利用するように変更してください。